FX自動売買ツール購入で22万円・初月の含み損で停止した32歳主婦の話
栃木県の専業主婦Mさん(仮名・32歳女性)がXの「放置で月10万」広告から購入したFX自動売買ツール。EA本体・サポート・VPSの三段課金15万円と運用損7万円、計22万円を失うまでの記録。
「あとから調べたら、同じ顔写真の『別人』がもうひとりいたんです。発信者のプロフィール画像が、別のFX起業家のアカウントでも使われてました」
Mさん(仮名・32歳女性)は栃木県の専業主婦。前職は医療事務で、いまは4歳の子を育てている。2024年、FXの自動売買ツールで約22万円を失った。内訳を見ると、この22万円は少し変わった構造をしている。
保育園の駐車場で見た広告
2024年の春、夕方。保育園の送迎を終え、子が車内で寝てしまった駐車場で、Mさんは何気なくXを開いた。流れてきたのは「放置で月10万・主婦のFX自動売買」という広告だった。
発信者は30代の女性。子育てをしながら自動売買で月10万円を稼ぐ、と自己紹介にあった。
「同じ子育て中の女性っていうのが、いちばん効きました。この人にできるなら、って。いま思えば、その設定ごと作り物だった可能性もあるんですけど」
22万円の内訳
広告の先のアカウントにDMを送ると、返事は数分で来た。実績のスクリーンショット、利用者だという主婦たちの感謝のメッセージ、「今月の受付はあと3名」という案内。質問するたび丁寧な長文が返ってきて、Mさんは少しずつ「ちゃんとした人だ」と感じるようになった。
「即決はしてないんです。1週間くらい迷って、質問も10個くらいした。全部に丁寧に答えてくれたことが、逆に決め手になりました。いま思えば、それが仕事だったんですよね」
案内されたのは、EA(自動売買プログラム)本体が148,000円。設定サポートが48,000円。さらに動かし続けるための専用サーバー(VPS)が月額4,500円で6か月分。合計でおよそ22万円になった。
家計の貯蓄から払った。夫が出張中の夜、子を寝かしつけた後に、リビングのパソコンから決済した。夫への相談は、していない。
最初の2週間と、3週目
EAは最初の2週間、小さな利益を積み上げた。口座残高は微増。「放置で増える」は、本当に見えた。
3週目、米雇用統計と日銀の政策決定が重なった週に、ポジションは含み損の方向へ走った。3日で評価額が30%下がった。
「『放置でいい』って言われてたのに、気づいたら1時間ごとに口座を見てました。止め方も、損切りの判断も、何も分からない。サポートに聞いても、相場の急変時は様子見を、としか返ってこない」
4週目の決断
Mさんは4週目にEAを停止し、残っていたポジションを手動で決済した。確定した損失は約7万円。ツール・サポート・サーバー代の約15万円と合わせて、失ったのは約22万円になった。
22万円の行き先
| ツール費用 | 約15万円(EA本体148,000円+設定サポート48,000円+VPS 4,500円×6か月) |
|---|---|
| 運用損失 | 約7万円(3週目の急変で含み損→4週目に手動決済) |
| 合計 | 約22万円(家計の貯蓄から・夫には事後報告) |
いま
EAは止めたまま、VPSの契約期間だけが残った。夫には決済の翌月、家計の数字を見せながら打ち明けたという。
「損した7万円より、ツール代の15万円の方が悔しいんです。あれは相場で負けたお金じゃなくて、『放置で稼げる』という言葉に払ったお金なので」
Mさんの体験から、整理できること
編集者注:以下はMさん個人の体験から整理した視点で、当サイトからの投資助言・売買推奨ではない。投資判断は読者本人の責任で。
心理と反省ポイント
- ロスカットは保険であって敵じゃない。動かす方向を間違えると一晩で口座が空になる。
- 指標発表の前後は流動性が抜けて、設定したロスカット幅を素通りすることがある。
- 深夜の30分だけのトレードは、判断疲れが乗ったまま画面に向かう時間でもある。
もう一度選び直すなら
失敗した道具・口座・サービスを今からどう選び直すか。
比較記事で軸を整理してから動くと、同じ罠を踏みにくい。
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